ボンダイエクスプローラーとは |
ボンダイエクスプローラーは車体が青いバスで、シドニー東部へ向かい全部で19箇所を巡ります。シティのサーキュラキーを出発して、ワトソンズベイやボンダイビーチ、クージービーチといった主に海岸・ビーチ方面を訪れてまたサーキュラキーに戻って来ます。何箇所かで途中下車して寄り道をする事を考えると、1日たっぷり遊べてボリューム満点のルートです。

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ボンダイエクスプローラーの乗降 |
どのバス停からでも乗れますが、やはりサーキュラーキーから乗るのが1番いいと思います。サーキュラキーにはバス停が沢山ありますが、バススタンドBから発車します。料金は前もって買う事もできますが、バスに乗ってから運転手さんに払えばOKなのでチケットは持たずに直接バス停で待って下さい。席は好きな所に座れます。
降りる時はボタンを押して合図します。運転手さんによっては「降りたい人はいませんか?」と聞いてくれる人もいますがもちろん英語のため聞き逃す可能性もありますので、車内でもらえるルート図を参照しながら自分がいる場所を確認してボタンで合図する方がいいと思います。
途中下車をしたら、まずはすぐにバス停の時刻表で次に乗る予定のバスの時間を見ておきましょう。30分に1本ですので、乗り遅れてしまうと更に30分余計な時間を潰さなくてはいけなくなります。予定時間の5分ぐらい前にはバス停に戻っている方が安心です。通常のバス停ではなくボンダイエクスプローラー用のバス停で待つのを忘れないようにして下さい。
バスに乗り込んだら、左側の座席に座りましょう。ボンダイエクスプローラーは海岸線を走っている時間が長くその全てが進行方向の左側ですので、こちらの方が車窓からの眺めがいいです。車内が混んでいない場合は、後で移動すればいいので特に急いで席取りをする必要はありませんよ。

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ボンダイエクスプローラーのルート |
ここではルートを停車順に紹介します。
1.サーキュラーキー [Circular Quay]:
エクスプローラーバスのスタートとゴール地点です。フェリー乗り場があり、タロンガ動物園やマンリー、ダーリングハーバーなどに行く方はここからフェリーが利用できます。ロックスやオペラハウスへ徒歩で向かう方もこちらから。
2.ウールームールー・ベイ [Woolloomooloo Bay]:
オーストラリア海軍の本拠地です。以前は貧しい労働者が多く住む地区でした。
せっかくだから有名なお店のミートパイを試してみたいという方はこちらで下車し、Harry's Cafe de Wheels(通称ハリーズカフェ)へどうぞ。パイを売るこのスタンドは大変有名です。
ここにはシドニーエクスプローラーバスも止まります。
3.キングスクロス [Kings Cross]:
南半球最大と言われる繁華街です。カフェ、レストラン、ナイトクラブなど。
4.トップ・オブ・ザ・クロス [Top of the Cross]:
シドニー・ユダヤ博物館はこちらです。
5.ラシュカタス・ベイ [Rushcutters Bay]
6.ダブル・ベイ [Double Bay]:
高級住宅地、ショッピングエリア。
ブティックなどが立ち並ぶ地区で、値段の高さから「ダブルペイ」という別名も。
7.ローズ・ベイ・ワーフ
8.ローズ・ベイ・コンベント [Rose Bay Convent]:
写真撮影スポット。シティを望む眺めが素晴らしいです。
写真撮影用に1、2分ここで停車してくれます。
9.バウクルーズ・ベイ [Vaucluse Bay]:
ニールセン公園でピクニック。
10.ワトソンズ・ベイ [Watsons Bay]: (サーキュラキーから約50分)
お勧めスポット。ギャップパークの階段を上って行くと、断崖からの果てしない水平線の眺めが素晴らしいです。シティの方角を向くと、遠くにハーバーブリッジが見えてこちらの眺めもきれいです。
散歩の後は、公園を横切ってフェリー乗り場近くの有名な「ドイルズ」に行き、シーフードプラッター(チップス、白身魚のフライ、えびのフライとイカリングがセットになったもの)や新鮮なオイスターを買って、公園で食べましょう。お店の前は行列ができているので、どの店かすぐに分かりますよ。
シーフードプラッターは約15ドルで、1つで3人ぐらいは食べられると思います。こちらの人は1人1箱ずつ買っていますが、フライ物ばかりなので、こってりしていて1人だとちょっと大変かなと思います。
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■シーフードテイクアウェイのお店ドイルズ(DOYLES)■
いつも多くの人で賑わっています。
ちなみに写真向って右側の列が、注文待ちの列です。まずここに並んで注文しましょう。出来上がると番号が呼ばれますので、左側のカウンターに取りに行きましょう。 |
周りにカモメが沢山いますので、食べ物を取られない様に注意しましょう。虎視眈々と食べ物を狙っている、ずる賢いのがいますのでご注意を。
と、ここまでの所要時間(サーキュラーキーから)は約50分です。
11.ザ・ギャップ・パーク [The Gap Park]:
ここでも写真撮影用に少し停車してくれる場合があります。
12.ボンダイ・ビーチ [Bondi Beach]: (ワトソンズベイから約15分)
ボンダイエクスプローラーバスの名前にもなっている、この小さな旅のハイライトとも言えるスポットです。
カフェやレストランで休憩するも良し、ビーチを散策するも良し、できれば短くても1時間は時間を取って思いのまま過ごして下さい。天気が良ければ、靴を脱いでビーチを歩くのも楽しいですよ。
日曜日なら、すぐそばでボンダイビーチマーケットも開催されていますので、そちらへ足を運んでみるのも楽しいと思います。
ショッピングを楽しみたい方は、ボンダイジャンクションの街へ出られてみてはいかがでしょうか?
ボンダイビーチから380、381番のバスで約10分です。買い物が終わったら忘れずにボンダイビーチに戻って来て下さいね。ボンダイエクスプローラーはボンダイビーチからでないと拾えませんよ。
もし時間と体力があるなら、是非このボンダイビーチから次の停留所ブロンテビーチまでの海岸線のウォーキングにチャレンジしてみて下さい。足場の悪い場所を歩きますので、歩きやすい靴と飲み水をお忘れなく。天気が良い日は景色がいいので、素晴らしい思い出になると思います。所要時間45分(徒歩)
13.ブロンテ・ビーチ [Bronte Beach]:
ボンダイから歩いた方、お疲れ様でした。
ブロンテはボンダイよりもこじんまりしたビーチです。ビーチ近くの公園でバーベキューが楽しめます。
14.クージー・ビーチ [Coogee Beach]:
ビーチのそばにカフェやバーが並んでいます。上2つのビーチとはまた少し違った良い雰囲気です。
15.ロイヤルランドウィック競馬場 [Royal Randwick Racecourse]:
シドニーを代表する競馬場の一つです。オーストラリアはレース産業(競馬やドッグレースなど)が大変盛んで、日本よりもずっと規模が大きいです。競馬好きの方でしたら是非どうぞ。
16.シドニー・クリケットグラウンド、フォックススタジオ、シドニーフットボールスタジアム [Sydney Cricket Ground, Fox
Studios, Sydney Football Stadium]:
フットボールスタジアムではラグビーリーグというオーストラリアの13人制プロラグビーの試合が行われます。日本で行われている15人制ラグビー(ラグビーユニオン)とはルールが異なりますが、迫力があり楽しめます。ちなみにTABを利用すれば、観戦する試合に賭ける事もできるんです。→「賭け処TABの基本情報」のページもどうぞ
シドニーにはいくつかチームがありますが、シドニーシティの皆さんはシドニーシティ・ルースターズというチームのファンが多いようです。
フォックススタジオは映画をモチーフにしたテーマパークです。周囲にはカフェやレストランが集まっています。詳細は後日アップデートしたいと思います。
クリケットに関しては、オーストラリアでは大変盛んですが日本ではほとんどなじみの無いスポーツですね。一度もご覧になった事のない方も多いのではないでしょうか。イギリス版の野球と言えそうなスポーツです。ちなみにクリケットの国際マッチはイギリス、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカ、インド、パキスタン、スリランカなど、イギリス色の強い国ばかりです。
一生懸命覚えようとしているのですが、まだルールを理解できていません。近い将来にこのサイト上でルールの解説ができるぐらいまで精通したいものです。
17.オックスフォードストリート [Oxford Street]:
カフェやレストランが多く並ぶ通りです。
ゲイの皆さんが多い通りとしても有名ですので、男性の方は夜1人で歩かれない方が良さそうです。。
18.ハイドパーク [Hyde Park]:
シドニー市民の憩いの場。ピットストリートモールやシドニータワーへ行かれるならここで下車されると便利でしょう。
ハイドパークバラックス博物館へもこちらから。入場時にエクスプローラーバスのチケットを提示すると入場料20%引きです。
19.マーティンプレイス [Martin Place]:
シドニーのビジネス街。週末は人も少なめですが、平日は足早に行き交うビジネスマンの方々を目にします。
映画「マトリックス」の1シーンが、ここマーティンプレイスで撮影されました。
次は終点サーキュラキーです、お疲れさまでした。
いかがでしたか?

(参考資料:Bondi explorer Brochure)
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ボンダイエクスプローラーの運行時間と料金 |
運行時間 |
始発:8.45にサーキュラキー発。以後30分おきに出発。
最終:16.45にサーキュラキー発 1周して18.15にサーキュラキー着。 |
チケットの種類 |
区間 |
料金区分 |
料金 AU$* |
備考 |
ボンダイエクスプローラー ワンデイチケット
Bondi Explorer One day ticket |
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大人 |
39 |
1日券。
ボンダイエクスプローラーのみ。 |
子供 |
19 |
家族 |
97 |
ツーデイ ツイン・チケット
Two day Twin ticket |
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大人 |
68 |
8日間のうちいずれかの2日(連続していなくても可)、シドニーエクスプローラーとボンダイエクスプローラー両方のバスが利用可能。 |
子供 |
34 |
家族 |
170 |
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ウェブサイト |
Bondi Explorer |
最新の料金が確認できます。
→ボンダイエクスプローラーのルートマップへ |
コメント |
私は日本からのお客さんを案内する時に、ボンダイエクスプローラーを何度か利用していますが、毎回当人が楽しんでしまっています。
海を見ながらのんびりフィッシュアンドチップスを食べたいという方は、ワトソンズベイ又はボンダイビーチで下車されるといいと思います。 |